2025 AUTOBACS SUPER GT
Round 06 SUGO GT300km RACE
HYPER WATER INGING GR86 GT #2
9月20日(土)~21日(日)観客動員/9月20日(土):9,700人 9月21日(日):17,200人

PRACTICE – QUALIFY
予選は5番手と好位置につける
2025年9月20日(土) 天候:雨〜曇り 路面:ウエット〜ドライ
公式練習:2番手(1’18.280)
公式予選:クラス5番手(1’17.161)
第5戦鈴鹿を終え、SUPER GT GT300クラスのランキング3位につけている堤優威/平良響組HYPER WATER INGING GR86 GT。迎えた第6戦の舞台は、宮城県のスポーツランドSUGO。非常にタイトで、毎年のようにアクシデントが起きるコースだ。
そんな一戦のレースウイークは、9月20日(土)にスタートした。ただこの日のスポーツランドSUGOは朝から雨が降っており、午前9時15分から始まった公式練習の開始直前には雨が止んだが、路面はウエット。気温18度/路面温度21度というコンディションで始まった。
HYPER WATER INGING GR86GTは堤がステアリングを握りコースインし、すぐに平良に交代。少しずつコンディションが乾いていくなか、ふたたび堤に交代。さらにコンディションが回復してから、再度平良がドライブした。終盤にはほぼドライとなったが、ここで平良が1分18秒280を記録し、2番手という位置で午前の公式練習を終えた。
午後の公式予選は曇り空のもと、完全にコンディションはドライとなった。気温20度/路面温度26度というコンディションのもと始まった予選では、Q1のA組を平良が担当。参加条件も依然として厳しく、かつ重いサクセスウエイトのハンデもある状況ではあるが、平良は1分17秒999というベストタイムを記録。3番手につけQ1突破を果たしてみせた。
GT500のQ1をはさみ行われたQ2では、堤がアタックを担当。1分17秒161までタイムを伸ばし、5番手につけることになった。
タイトなSUGOでは、予選順位は非常に重要になる。シリーズランキングを考えると好位置とも言える順位であり、翌日の決勝レースに向けて大きな期待を抱かせることになった。

RACE
まさかのアクシデントでリタイアを喫する
2025年9月21日(日)
天候:曇り 路面:ドライ
決勝レース結果:リタイア
9月21日(日)の決勝レースは、午後1時30分から気温24度/路面温度32度というコンディションのもと始まった。HYPER WATER INGING GR86GTのスタートドライバーは平良が務めた。
序盤こそ5番手をきっちりとキープしていた平良だったが、混戦のなかで少しずつポジションダウン。15周目には他車にプッシュされることになり、13番手まで後退することになった。
ただ、6番手集団は目前。平良は混戦のなかで前を追っていったが、16周目に集団のなかで9番手につけていた#65メルセデスと10番手の#45フェラーリが3コーナーで接触。#65メルセデスがスピンを喫した。
目前でのアクシデントを避けようと、平良を含めた3台は回避行動をとるが、平良は前車を避けきれずフロントをヒット。
タイトル争いを考えるとあまりに痛いト。ラジエターを破損し、半周は走行リタイアとなってしまった。得意とするを続けたもののダメージが大きく、SPオートポリスでの第7戦で今回失ったコーナー出口でストップしてしまった。ポイントを取り返しにいく。

FROM HIBIKI
TO ALL FANS & SPONSORS
予選では、完全なドライで走るのが初めてでしたが、アウトラップからしっかりタイヤを温めアタックすることができました。決勝レースでは僕がもっと前を見ていれば避けられたかもしれませんが……いや無理でしたね。それよりも、抜かれてアクシデントに遭う場所にポジションを落としてしまった方が問題でした。単独で走っていればもっと速く走ることができたのですが。残念な結果になってしまいました。チャンピオン争いは厳しくなってしまったかもしれませんが、次戦オートポリスでは優勝を目指していきたいと思います。