SUPER GT 第5戦 鈴鹿

2025 AUTOBACS SUPER GT
Round 05 SUZUKA GT300km RACE

HYPER WATER INGING GR86 GT #2

8月23日(土)~24日(日) 観客動員/8月23日(土):19,000人 8月24日(日):29,000人

2025 AUTOBACS SUPER GT Round 05 SUZUKA GT300km RACE

PRACTICE – QUALIFY

厳しい条件の中で7番手につける

2025年8月23日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
公式練習:6番手 (1’59.229)
公式予選:クラス7番手 (1’57.803)

変則的なスプリントフォーマットで行われた第4戦富士から3週間。SUPER GTは三重県の鈴鹿サーキットに舞台を移し、第5戦を迎えた。今回は通常の300kmのレース距離で、サクセスウエイトも復活。97kgのサクセスウエイトが課せられているが、50kgのハンデに加え、ピットイン時の給油リストリクターが決勝レースに影響しそうだ。また、参加条件の変更により車高が高い状態での戦いを強いられたほか、エアリストリクター径が小さくなった。
そんな厳しい条件のなかでの一戦は、8月23日(土)に走行がスタートした。午前10時20分からの公式練習は気温32度/路面温度42度という暑さのなかでスタートした。HYPER WATER INGING GR86 GTは、堤優威から走行をスタート。途中平良響がロングランを担当し、1分59秒229というベストタイムで6番手と上々の位置で終えることになった。
暑さ対策として、やや遅めの午後3時15分から始まった公式予選だが、気温34度/路面温度47度と厳しい暑さは変わらず。HYPER WATER INGING GR86 GTのQ1は平良が担当した。午前こそ6番手につけることができたが、混戦のなかQ1突破は容易ではない。そんななか、平良は1分58秒705を記録し、B組の5番手に。厳しい状況のなかではあったが、殊勲のQ1突破を果たしてみせた。
GT500クラスのQ1をはさみ行われたGT300クラスのQ2では、堤優威がアタックを担当。1分57秒803を記録し7番手に。サクセスウエイトの状況を考えると好位置につけた。
鈴鹿サーキットはコースの性格から非常にオーバーテイクがしづらく、グリッド位置は非常に重要となるがHYPER WATER INGING GR86 GTは上位グリッドからレースを戦うことになった。

2025 AUTOBACS SUPER GT Round 05 SUZUKA GT300km RACE

 

RACE

貴重なポイントを獲得しランキング3位を維持

2025年8月24日(日)
天候:晴れ 路面:ドライ
決勝レース結果:12位

決勝日となる8月24日(日)も鈴鹿サーキットは朝から晴天となり、午前中から酷暑となった。この日も同様に暑さ対策のため午後3時30分という遅い時間のスタートとなったが、それでも気温35度/路面温度52度と暑さは変わらずのなかのレースとなった。
HYPER WATER INGING GR86GTのスタートドライバーを務めたのは平良。序盤から上位陣は膠着状態でレースが進んでいくが、4周目にAstemoシケインでGT500車両がクラッシュしたことで、レースはセーフティカーランとなった。
レースは10周目にリスタートを迎えるが、その後も接戦のまま上位陣は大きなタイムの変動はなく推移。HYPER WATER INGING GR86 GTは、当初からミニマムでピットインを行い、アンダーカットを狙う作戦を採っており、平良は早い段階でステアリングを堤に託すことになった。
ピット作業は順調に終わったものの、やはり給油リストリクターの影響もあり順位を落としてしまうことに。他車のピットインにともない少しずつポジションを戻していったが、レース終盤には他車のストップやタイヤトラブルにより、二度のフルコースイエローが導入されることになった。
堤は二度目のFCYリスタート時、不運もあり2台に先行を許してしまうことに。それでも粘り強く走り切り、13位でフィニッシュすることになった。
レース後、2位の車両が車検不合格になったことで、HYPER WATER INGING GR86 GTは最終的に12位に繰り上がり。4ポイントを加えた。
この結果、5戦を終えて全戦でのポイント獲得を継続。シリーズランキングでも52.5ポイントで3位につけている。
次戦はスポーツランドSUGO。ウエイトは厳しい状況だが、上位を目指す。

2025 AUTOBACS SUPER GT Round 05 SUZUKA GT300km RACE

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FROM HIBIKI
TO ALL FANS & SPONSORS

レース序盤は抜かれることもなかったですし、ミニマムではあったものの、良い仕事ができたと思っています。シリーズランキングでは2位に近づくことができましたし、結果だけで言うと12位という順位は、このサクセスウエイトの状況のなかでは良かったです。ただやはりピットストップ時間はかなり長かったですし、また参加条件の面でも厳しかったです。今後もかなり苦戦が続くだろうという予感がしますし、次戦のSUGOはピットロードも短く、1周も少ないので、周回遅れにならないためにはよりスピードが必要だと思っています。