ENEOS Super TAIKYU SERIES 2025 Empowered by BRIDGESTONE
Round 05 AUTOPOLIS
KTMS GR YARIS #225
7月26日(土)~7月27日(日)
観客動員/7月26日(土):3,500人 7月27日(日):4,800人
PRACTICE – QUALIFY
2025年7月24日(木)~26日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
専有走行1回目:クラス2番手(2’03.524) 専有走行2回目:クラス2番手(2’04.037)
公式予選:クラス7番手(4’05.914)
2025年のスーパー耐久シリーズは早くも後半戦。第5戦の舞台となったのは、大分県のオートポリス。中高速コーナーが多く、日本でも最もタイヤに厳しいコースのひとつだ。
SUGOでの第4戦では他車とのスピード差に苦しみ、3位表彰台を獲得したものの悔しいレースとなっていたKTMSだが、今回は5時間の決勝でレースペースの良さ、タイヤへの優しさを活かしていきたいレースだ。
そんなレースウイークは7月24日(木)の特別スポーツ走行からスタートしたが、この週末のオートポリスは晴天ではあるものの風が強く、やや涼しさを感じる状況。今回のオートポリスもチームメイトの富下李央菜が初の走行ということもあり、平良は走り出しにわずかな周回をこなした後はKTMS GR YARISのステアリングを富下、鈴木斗輝哉のふたりに託した。
7月25日(金)も2回の専有走行が行われたが、この日も富下の周回を多くとり、決勝レースに向けた準備を進めていった。
7月26日(土)は午前にフリー走行が行われた後、午後1時15分から公式予選がスタートした。
前日まで一発のタイムはしっかりと出すことができていた富下がまずAドライバー予選に臨んだが、前戦SUGOほど厳しい状況ではないにしろ、やはりライバルたちは一発のスピードがあり、富下は2分03秒445という好タイムを残すも、クラス6番手という順位。Bドライバー予選では鈴木が2分02秒469を記録するも、こちらも5番手で、合算ではクラス7番手という順位となった。
Cドライバー予選では平良がしっかりと走行をこなし、予選を終えることに。予選順位では8台中7番手と厳しい順位ではあるが、KTMSは決勝レースに向けて自信をもっていた。
RACE
ペースの良さを活かし逆転優勝! 今季2勝目
2025年7月27日(日)
天候:晴れ 路面:ドライ
決勝レース:ST-2 クラス優勝
迎えた7月27日(日)の決勝日、オートポリスはかなり風が強く、上空を流れる雲が目まぐるしく流れていくコンディション。幸い路面を濡らすほどの雨ではなく、ドライのまま午前11時に決勝レースの火ぶたが切って落とされた。
KTMS GR YARISのスタートドライバーを務めたのは、今回が初のスタート担当となった富下。オープニングラップで6番手にポジションを上げると上位を必死に追っていった。
序盤の不安定な天候は次第に好転していくなか、富下は初めてのオートポリスながら着実にレースを進めていき、ポジションを守ってスティントをこなすと、37周を終え鈴木に交代した。
KTMSの武器である素早いピットインをこなすと、鈴木は4番手にポジションを上げており、前を走る#13 GR YARISを追っていく。鈴木は#13 GR YARISをオーバーテイクすると、さらに#95CIVICもかわし2番手へ。勢いはとどまらず、トップの#72CIVICもオーバーテイクしトップへ立った。
そんな鈴木のスティントだが、スタートから2時間40分を過ぎたころにST-TCR車両のクラッシュが発生。セーフティカーランとなった。ここでチームは機を逃さず鈴木を呼び戻し、平良に交代。トップでコースに戻すことに成功した。
このタイミングでのピットインが功を奏し、KTMS GR YARISはトップをキープしレース後半に。平良は107周まで走行を続けると、2番手につけた#72CIVICとのマージンを広げ、ふたたび鈴木に交代。137周を走り抜き、チェッカーフラッグを受けることになった。
これで第1戦もてぎ以来となる2勝目を飾ることになったが、勝利という結果以上に大きいのがふたりの若手の成長。次戦岡山はKTMSにとって地元に最も近いレースで、ふたたび上位を目指して戦っていく。
FROM HIBIKI
TO ALL FANS & SPONSORS
今季2勝目を飾ることができてとても嬉しいです! セーフティカーが入ったタイミングで僕に交代しましたが、そのときはうしろと7秒しかマージンがなかったので、余裕はなかったのですが、その後もギャップを広げることができて良かったです。今回はGR YARIS のロングランの強さを示すことができたと思います。第1 戦の優勝はラッキーもありましたが、今回は若いドライバーふたりの成長があっての優勝だと思うので、その点も嬉しいですね。次戦はあまり得意なコースではありませんが、クルマも仕上がってきたので、次戦も頑張ります。