SUPER GT 第3戦 セパン

2025 AUTOBACS SUPER GT
Round 03 SUPER GT MALAYSIA FESTIVAL 2025

HYPER WATER INGING GR86 GT #2

6月26日(木)~28日(土)観客動員/6月27日(金):28,524人  6月28日(土):47,453人

2025 SUPER GT 第3戦 セパンサーキット

PRACTICE – QUALIFY

酷暑のなか2戦連続の予選6番手

2025年6月26日(木)~27日(金) 天候:曇り/晴れ 路面:ドライ
公式練習:1回目=9番手(2’04.879)2回目=10番手(2’04.319)
公式予選:クラス6番手(2’03.062)

第2戦富士から約2ヶ月弱。SUPER GTは海を渡り、12年ぶりとなるマレーシアでの第3戦を迎えた。舞台となるセパン・インターナショナル・サーキットは例年 GT500クラスのオフシーズンのテストで使用されており、平良響はGT500で走行経験済みだ。
迎えるレースウイークは変則的なスケジュールで、6月26日(木)午後4時30分から公式練習1回目が行われた。気温 33℃を超えるマレーシアらしい暑さのもと、HYPER WATER INGING GR86 GTは20周を走行。平良も8周を走行し2分04秒879というベストタイムを記録。まずは9番手で走行を終えた。
明けて6月27日(金)は午前10時30分から公式練習2回目が行われ、ここでは合計24周を走り、平良は15周を走り、ここでは2分04秒319というベストタイムで10番手で終えることになった。
この日はやや暑さが落ち着いた午後4時30分から、公式予選が行われた。HYPER WATER INGING GR86 GTは、気温33℃/路面温度 40℃というコンディションのもと始まった公式予選Q1はB組から出走。平良がアタッカーを務めた HYPER WATER INGING GR86GTは、4周目にアタックを敢行。ここで2分03秒869までタイムを伸ばし、4番手でQ1突破を達成。Q2の堤優威に繋げた。
迎えた Q2では、堤が2分03秒062にタイムアップ。この結果、HYPER WATER INGING GR86 GTは6番手につけ公式予選を終えることになった。
通常の日本のレースと異なり、予選後にピットウォークが行われ、少しずつ気温が下がっていくなか、堤と平良はマレーシアの現地ファンをはじめ、多くのファンと交流した。

2025 SUPER GT 第3戦 セパンサーキット

2025 SUPER GT 第3戦 セパンサーキット

 

RACE

スタート直後のジャンプアップで5位に

2025年6月28日(土)
天候:曇り 路面:ドライ
決勝レース結果:5位

1日半の走行を終え、迎えた6月28日(土)の決勝日は、薄曇りのなか迎えた。前日も多くのファンが訪れていたセパンだが、この日は4万7453人のファンが来場。スタンドを埋めるなか午後4時30分にスタートが切られた。
HYPER WATER INGING GR86GTのスタートドライバーを務めたのは平良だ。セパンサーキットは1.2コーナーが複雑に入り組んでおりアクシデントも多いが、平良はスタート直後の混戦をうまく切り抜け、1ポジションアップ。6番手から5番手に浮上しオープニングラップを終えた。
その後、ペースに優るトップ4、そして#777アストンマーティンを先頭とした6番手争いの間で平良は単独でレースを進めることになるが、6番手争いに巻き込まれてしまっていた場合、大きく上位と差がつく状況でもあった。スタート直後のポジションアップが前半戦に大いに効いていた。
平良は27周まで走りピットインし、堤に交代。ピット作業も着実に終えると、6番手とポジションキープでコースに復帰することになった。
全体的にはバトルが少なめのレースとなったこの第3戦だが、HYPER WATER INGING GR86 GTもレース後半は7番手につけた#777アストンマーティンとはギャップも開いており、堤は6位でチェッカーを受けることになった。
レース後、4位でフィニッシュしていた#87ランボルギーニにペナルティが課されたことにより、HYPER WATER INGING GR86 GTは5位に繰り上がり、11ポイントを加算。ドライバーランキングでも2位に浮上した。
日本に戻り第4戦はスプリントレースの富士。HYPER WATER INGING GR86GTにとって得意な状況ではないが、上位進出を目指していく。

2025 SUPER GT 第3戦 セパンサーキット

2025 SUPER GT 第3戦 セパンサーキット

 

FROM HIBIKI
TO ALL FANS & SPONSORS

公式練習はあまり調子が良くなかったので、その状況を考えると5位でレースを終えられたのはハッピーでしたね。とはいえ、僕たちと使っているものが近い#52 GR Supraが2位で速かったので、僕たちのサクセスウエイトを考えてもクルマのセットアップもドライビングも、今後何かを変えていかなければと思っています。次戦はスプリントレースですが、土日でレースフォーマットが違うと聞いています。土曜のレースが重要になると思いますね。正直に言ってしまうと、富士はGT3勢が速いので苦しくなるとは思いますが、頑張っていきたいです。