2025 TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ CUP
Round 03 SPORTS LAND SUGO
OKINAWA GR86 #330
6月14日(土)~15日(日)
PRACTICE
上り調子のセットアップ。10番手に
2025年6月12日(木)~13日(金) 天候:晴れ 路面:ドライ
専有走行:10番手(1’35.091)
第1戦オートポリスではスピードに苦しみ、第2戦モビリティリゾートもてぎでは新車投入で状況は好転しながらも、ストレートで苦戦するなど、TGR GR86/BRZCupのシーズン序盤戦は苦しいレースを強いられてきたオキナワドリームレーシングと平良響。迎えた第3戦の舞台は、宮城県のスポーツランドSUGOだ。
第2戦から投入した新車は、フィーリングの面では平良も好感触を得ており、熟成が進み6月12日(木)に行われたスポーツ走行から、平良とチームは好感触を得ていた。セットアップを進め、迎えた6月13日(金)は午後2時30分から行われた専有走行で、予選に向けたシミュレーションを行った。
ここで2回のシミュレーションを行った平良だが、2回目では馬の背の立ち上がりでコースアウトを喫してしまった。
ただそれでも、1分35秒091というベストタイムで結果は10番手。コースアウトがなければトップ3も狙うことができていた。「今回、マフラーを変更してきたのですが、それが良いですね。ただ一方で、SUGOは路面が全面改修されているので、その新舗装にクルマを合わせていっています。アンダーステアが強いので、それを直さなければと思っています」と平良は2日間の走行を振り返った。
今回の第3戦SUGOでは平良が言う路面改修の影響で、ライバルたちが苦戦していたところもあった。ただ、それでもトップを狙えるパフォーマンスに、平良とチームは手ごたえを得ていた。
QUALIFY – RACE
得点圏内を狙うも接触に泣く
2025年6月14日(土)~15日(日)
天候:雨(予選)/晴れ(決勝) 路面:ウエット/ドライ
公式予選:14番手 決勝レース:16位
この第3戦は、前戦に続き6月14日(土)に公式予選が、6月15日(日)に決勝レースが行われるスケジュールとなっていた。
ただ迎えた6月14日(土)は、早朝こそ曇り空だったものの、午前から少しずつ雨が降り出し、午後2時10分から行われた予選は完全にウエットコンディションとなっていた。
20分間の予選のなか、雨量で少しずつコンディションが変化していくなか、各車は通常の予選とは異なり、濡れた路面のなかアタックを繰り返していった。終盤に向けてタイムが上がる状況で、平良はチェッカー周となった10周目に1分40秒520を記録。コースイン直前のタイヤ内圧調整が各車のタイム差に響くことになったが、そんななかでも14番手につけることになった。
明けて6月15日(日)の決勝日は一転うだるような暑さのなか、午後2時から決勝レースがスタートした。
平良は好スタートを決め13番手につけ、9番手争いの集団のなかで激しいレースを戦っていく。4周目には10番手に浮上し、さらに9番手の車両にターゲットを定めていった。
しかし6周目、4コーナーの攻防でインを突かれた平良は、続くシケインに向けて姿勢を乱したライバルを避けるためにコースアウトを強いられてしまった。
これで平良はコース復帰までの間に次々と他車に先行を許してしまうことになり、24番手までドロップしてしまうことになった。
ただその後、12周の決勝レースのなかで平良はライバルたちを続々とオーバーテイク。最後は16位でフィニッシュすることになった。ペースの良さを考えると、ポイント獲得は目前だっただけに、悔しい一戦となった。
次戦十勝は、ポールポジション獲得の経験もある。速さを結果に繋げていく。
FROM HIBIKI
TO ALL FANS & SPONSORS
スタートも良くポジションを上げることができましたし、その後もペースが良く、バトルを戦うことができました。前が混戦になっているときにうまくオーバーテイクすることができるなど、頭を使ってレースを戦うことができたので、そこは楽しかったです。ただ、戦いのなかで接触があり大きく順位を落としてしまいました。それがなければ絶対にポイント圏内に入ることができたと思うので残念ですね。ただ、開幕の頃の苦境から考えれば大きく前進することができました。次の十勝は前回参戦時にポールポジションも獲っているので、頑張りたいです。