GR86/BRZ Cup 第2戦 もてぎ

2025 TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ CUP
Round 02 MOBILITY RESORT MOTEGI

OKINAWA GR86 #330

5月24日(土)~25日(日)

2025 TGR GR86/BRZ Cup 第2戦 モビリティリゾートもてぎ

PRACTICE

新車投入に手ごたえを得る

2025年5月21日(水)~23日(金) 天候:晴れ 路面:ドライ
専有走行:19番手(2’13.230)

平良響がこれまでも参戦を続けてきた TOYOTA GAZOO Racing GR86/ BRZ Cup。2025年から、沖縄トヨタが沖縄のモータースポーツファンを増やすべく組織したオキナワドリームレーシングとともにシリーズを戦っている。
ただ大きな期待とともに臨んだ4月の第 1戦オートポリスでは、想定外の不振に苦しむことになった。そんな苦境からの脱却を目指し、チームは5月24日(土)~25日(日)に栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われた第2戦から、アップデートが盛り込まれたほか、新たな部品が装着された新車のGR86を投入。新車の慣熟を目指し、オキナワドリームレーシングは通常より1日早めの5月21日(水)のスポーツ走行枠から走行をスタートさせた。
5月22日(木)、さらに5月23日(金)の特別スポーツ走行、さらに専有走行とセットアップを進めていったが、平良のフィーリングは良好。新車のパフォーマンスを感じ取っていた。ただ一方で、新車ならではの悩みも。まだストレートスピードがいまひとつ伸びない状況があった。金曜に行われた専有走行では、2分13秒230というベストタイムを記録。19番手という順位だったが、このときの順位以上の手ごたえが平良とチームにはあった。
ストレートスピードについては、少しでも走行距離を稼ぎ、“慣らし”をしていけば解決するのは間違いない。予選、そして決勝レースでの上位進出を目指し、オキナワドリームレーシングは準備を整えていった。

2025 TGR GR86/BRZ Cup 第2戦 モビリティリゾートもてぎ

2025 TGR GR86/BRZ Cup 第2戦 モビリティリゾートもてぎ

QUALIFY – RACE

予選の波乱が影響し19位も次戦に手ごたえ

2025年5月24日(土)~25日(日)
天候:曇り 路面:ドライ
公式予選:DNQ(No Time)決勝レース:19位

前回の第 1戦はワンデー開催だったが、今回の第 2戦もてぎは5月24日(土)に 15分間の公式予選が行われ、25日(日)に決勝レースが行われるスタイルだ。
24日(土)は午後0時から曇り空のもと 15分間の公式予選が行われたが、平良は好感触のもと2周目にタイムアタックを展開した。手ごたえもあったが、ここで思わぬアクシデントが。
最終のビクトリーコーナーでクラッシュ車両が発生し、平良を含む30台中24台が黄旗区間通過としてベストタイムが抹消になってしまった。GR86/ BRZCupでは、ニュータイヤのグリップが発揮される1周しかアタックしない。24台がノータイムとなる異常な予選結果となった。
結果的に、5月25日(日)の決勝の7番手以下は、第1戦の順位でグリッドが決まり、平良は25番手と後方からの追い上げを強いられた。
25日(日)午前11時05分からの決勝では、平良は好スタートを切ったものの、1コーナーでヒットされ大きなジャンプアップはならず。それでも 20番手に浮上し、翌周には 19番手にポジションを上げた。
平良の感触も良く、序盤はどこまでも追い上げていけそうなフィーリングがあったが、水温が上がってからはややストレートスピードに苦戦。18番手への浮上を目指したものの、ポジションアップはならず後方からも追い上げを許し、ファイナルラップには1台にかわされ、上位の1台がストップした結果19位でフィニッシュすることになった。
とはいえ、苦しい展開だった第1戦に比べると、平良とオキナワドリームレーシングにとっては手ごたえを得る一戦となった。新車の慣熟が進んだ第3戦スポーツランドSUGOでは、さらなる上位進出を狙っていく。

2025 TGR GR86/BRZ Cup 第2戦 モビリティリゾートもてぎ

2025 TGR GR86/BRZ Cup 第2戦 モビリティリゾートもてぎ

 

FROM HIBIKI
TO ALL FANS & SPONSORS

今回は新車を投入したほか、いろいろな部品も変更して、良い方向にいったと思います。フィーリングも良かったのですが、少しストレートが伸びなかったですね。今後走行距離が伸びれば、もっと速くなると思います。予選もベストタイムは記録できませんでしたが、すごく良いアタックができました。レースは序盤からスピードもあり、抜いていける感触はあったのですが、エンジンの水温が上がってからストレートが苦しくなり、その後は防戦になってしまいましたね。今後、距離を増やせば速くなるのは分かっているので、次戦も楽しみにしています。