SUPER FORMULA 第3,4戦 もてぎ

JAPANESE CHAMPIONSHIP SUPER FORMULA 2025
Round 03 / 04 MOBILITY RESORT MOTEGI

KDDI TGMGP TGR-DC #29

JAPANESE CHAMPIONSHIP SUPER FORMULA 2025 Round 03 / 04 MOBILITY RESORT MOTEGI

4月18日(金)~20日(日)観客動員/4月19日(土):12,000人 4月20日(日):14,000人

 

ROUND.3

予選での苦境が決勝に響き13位に

2025年4月19日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
公式予選:20番手(1’33.354)
決勝レース:13位

2025年の全日本スーパーフォーミュラ選手権は、栃木県のモビリティリゾートもてぎで第2大会となる第3戦/第4戦を迎えた。3月に鈴鹿サーキットで行われた第1戦/第2戦では、公式予選からなかなか速さをみせることができず、苦しい開幕大会となった平良響だが、迎える第2大会までにチームとミーティングを重ね臨んだ。
今回も2レース制であることから、4月18日(金)には1時間2回のフリー走行が行われた。平良はフリー走行1回目は1分33秒592というベストタイムで15番手、2回目は1分34秒869というベストタイムで21番手という順位で終えた。
明けて4月19日(土)は午前9時20分から公式予選がスタートした。平良は予選Q1のA組から出走したものの、1分33秒354というベストタイムでチェッカーを受ける。平良自身「大きな失敗をしていなかった」というアタックだったが、予想外の10番手。コース各所で少しずつ上位から遅れており、平良も「衝撃を受けました」という予選に。総合順位は20番手となった。
午後2時50分からスタートした決勝レースでは、1周目の1コーナーでアクシデントが発生。いきなりのセーフティカーランとなった。
平良は混乱を避け13番手まで一気にポジションを上げたが、リスタート後やや順位を落とし15番手につける。今回、平良はピットインを遅らせる作戦を採っており、17周まで走行。決勝ペースは予選での苦しい状況のような悪いものではなく、ピットイン後の追い上げにも期待がかかっていた。
終盤、平良はフレッシュなタイヤで追い上げをみせ、15番手から23周目、28周目にオーバーテイクをみせたものの、33周のレースを13位で終えることになった。
決勝レースではバトルもあり、戦える手ごたえもあっただけに、公式予選での遅れが大きく順位に響くことになってしまった。目標とするポイントまであとわずかではあるものの、そのわずかが遠い。平良とチームは、第4戦の予選でのパフォーマンスアップを目指した。

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ROUND.4

1コーナーでストップ。無念のリタイア

2025年3月9日(日)天候:晴れ路面:ドライ
公式予選:18番手(1’38.515)
決勝レース:17位

2025年4月20日(日) 天候:曇り 路面:ドライ
公式予選:22番手(1’33.501)
決勝レース:リタイア

第3戦の公式予選・決勝レースが行われた4月19日(土)から一夜明け、スーパーフォーミュラ第2大会は第4戦の予選・決勝日となる4月20日(日)を迎えた。この日のモビリティリゾートもてぎは曇り空で、気温20度/路面温度24度というコンディションで迎えた。
前日から予選でのパフォーマンスアップを目指していた平良は、Q1のB組から出走。ただ、セットアップを修正して臨んだもののパフォーマンスには繋がらない。1分33秒501というタイムを記録したが、B組最下位の11番手となってしまう。総合でも22番手と、最後尾から決勝での追い上げを目指すことになった。
迎えた午後2時55分からの決勝レースは、気温26度/路面温度34度というコンディションで始まった。
平良は最後尾から好スタートを切り、1コーナーにイン側からアプローチ。アウト側の2台をかわすべくブレーキングを開始した。
しかし、スタートでジャンプアップし、決勝ペースの良さに繋げたいという焦りがわずかに出たのか、平良は「100パーセント僕が悪い」とブレーキをロック。外側にいた#20高星明誠、#12三宅淳詞を巻き込むようにヒットし、グラベルにストップしてしまった。
平良はふたたびコースに復帰することはできず、第4戦は1周もすることができないままレースを終えることになってしまった。
決勝でのペースの良さを活かすことができなかったこと、さらに決勝での貴重なデータを得ることができなかったこと、他車を巻き込んでしまったこと。さまざまな思いに平良はレース後、悲痛な表情を浮かべた。
しかしスーパーフォーミュラはまだ2大会目。次戦オートポリスこそ好結果を目指したい。平良は顔を上げた。

 

JAPANESE CHAMPIONSHIP SUPER FORMULA 2025 Round 03 / 04 MOBILITY RESORT MOTEGI

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FROM HIBIKI
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第3戦の予選は失敗もしていないのにタイムが伸びず衝撃でした。レースはピットインを引っ張る作戦だったのですが、悪いペースではなかったので、その点はポジティブでしたね。予選位置の改善を課題にして臨んだ第4戦ですが、全力を尽くしたもののこれぞというポイントが見つけられませんでした。レースは1コーナーのブレーキングでロックしてぶつかってしまいました。僕のミスですし、まわりにも迷惑をかけてしまったので、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。次戦に向けて大きなチャレンジをしなければと思っています。