SUPER GT 第1戦 岡山

2025 AUTOBACS SUPER GT
Round 01 OKAYAMA GT 300km RACE

HYPER WATER INGING GR86 GT #2

4月12日(土)~13日(日)観客動員/4月12日(土):8,700人 4月13日(日):14,500人

2025 AUTOBACS SUPER GT Round 01 OKAYAMA GT 300km RACE

PRACTICE – QUALIFY

予想外の苦戦。Q1突破ならず

2025年4月12日(土) 天候:晴れ/曇り 路面:ドライ
公式練習:GT300クラス14番手(1’26.430)
公式予選:GT300クラス22番手(1’26.677)

国内屈指の人気カテゴリー、SUPERGTの開幕がいよいよやってきた。ここ2年、GT300クラスのチャンピオン争いを展開してきた平良は、今季も堤優威選手、第3ドライバーとして卜部和久選手を加え、新たなスポンサーを得たHYPER WATER Racing INGINGから参戦する。
シーズン開幕に向けて、これまで二度の公式テストをはじめ、複数回のテストを行い開幕に向けて準備を進めてきたが、3月の岡山で行われた公式テストでは、平良が雨の中クラッシュするシーンも。しかし車両は開幕に向けてしっかりと修復された。
迎えた予選日の4月12日(土)は、午前から晴天に恵まれ午前9時30分から公式練習がスタートした。HYPER WATER INGING GR86 GTは、堤選手からステアリングを握りコースイン。アウトラップの後、二度のピットインを経て平良に交代。長めのスティントをこなしながら二度のピットをこなし、14番手で公式練習を終えることになった。
ただ、午前の公式練習の時点からフィーリングが良くない。2025年から、使用するGTA-GT300規定車両はフロントタイヤのサイズ変更があったが、これが影響しているのか、2024年に優勝を飾ったような感触の良さがない。
チームは大きなセットアップ変更を行い、午後2時から行われた公式予選に臨んだ。気温23度/路面温度31度というコンディションのもと、チームは公式予選Q1に平良を据えた。今季からSUPERGTでは、ノックアウト方式の公式予選が復活。平良のミッションは9番手以内に入り、Q2に繋げることだ。
ただ、ここで平良は予想外にタイムを伸ばせず1分26秒430というベストタイムで 11番手。Q2進出はならず、予選総合結果は22番手と、下位に沈むことになってしまった。

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RACE

荒天のなか追い上げ。10位でポイント獲得

2025年4月13日(日)
天候:雨~曇り 路面:ウエット~ドライ
決勝レース結果:10位

公式予選後、夜から岡山国際サーキットには雨が降り出し、迎えた4月13日(日)の決勝日は朝から雨模様。午前中はやや強く降り、午後1時10分からの決勝レースはウエットコンディションで迎えた。
気温13度/路面温度15度というコンディションのもと、セーフティカースタートで82周のレースが始まったが、4周の先導の後スタートが切られたものの、GT500クラスの多重クラッシュによりいきなりレースは赤旗中断に。その後もセーフティカーランでの再開後、またもセーフティカーが入るなど、荒れたレース序盤となった。
そんななか、堤選手がドライブしたHYPER WATER INGING GR86 GTは、雨量が減りつつあるなかポジションを上げていく。トップ2台の争いで接触が発生すると、13番手にポジションアップ。雨量は減ったものの、レース途中にふたたび雨が舞うなど複雑なコンディションとなったが、HYPER WATER INGING GR86 GTはコース上にステイ。スリックタイヤを履くことができるまでコース上で粘りの走りを続けていくことになった。
この作戦が功を奏し、ほぼドライコンディションに転じた53周目にピットイン。平良に交代した。
まだスリッピーなコンディション、さらに硬めのタイヤということもあり、平良はタイヤのウォームアップに苦戦することになったが、終盤GT500車両のストップにともない導入されたセーフティカーランの解除後、オーバーテイクをみせ最終ラップには8番手に。そのまま8位でチェッカーを受けたが、最終盤の競り合いのなかでの接触でペナルティを受け、結果は10位となった。
とはいえ、苦境の中からポジションを上げ、ポイントを獲得して開幕戦を締めくくることになった。

2025 AUTOBACS SUPER GT Round 01 OKAYAMA GT 300km RACE

 

FROM HIBIKI
TO ALL FANS & SPONSORS

いよいよ2025 年のSUPER GTも開幕しました。今年こそチャンピオンを目指すシーズンですが、開幕戦は予想以上の苦戦となりました。走り出しから課題があり、予選では大きくセッティングを変えましたが、良い部分を絞り出せませんでした。決勝では堤選手が序盤追い上げてくれて、自分のスティントとなった最後は接触こそあったものの、バトルのなかでは自信をもつことができました。ただ今回の課題はやはり予選でしたね。今まで自信はあったのですが、自身がもっと経験を積んでステップアップしなければいけないと感じました。